ロバートジョンソンをカバーしたロックバンド
ども、サニータジマです。
みなさん、ロバート・ジョンソン聴いてる?
本当のことを言うと、僕は最初ロバート・ジョンソンの良さが全くわからなかったんです。
最初に聴いたのは二十歳くらいだったと思います。
そんなこと言われたら聴きたくなるでしょ。
ロックの源と言われていて、キース・リチャーズとか「脳天カチ割られた」とか言っちゃったり、エリック・クラプトンとかは「ロバート・ジョンソンを知らない奴とは話したくない」と言っちゃったり
それでCD手に入れて、もうそりゃドキドキしながら期待度MAXで聴いたら
なんじゃこりゃ⁈
と、
音はショボいし、歌はお経のようで・・・
もう、聴くことはないだろう・・・
て最初はそんな感じだったけど、もう今は大好きでRJ!RJ!RJ!RJ!って感じです。
確かに、音楽の構成とかが現代の音楽とかとちょっと違ったりするので、ロックとか邦楽とかに聴き慣れていると聴きづらいと思うんですよ。
そこで
ここから聴いたら聴きやすくなるんじゃないかって感じで、ロバート・ジョンソンをカバーしたロックバンドを紹介していきます。
ローリング・ストーンズ
もう誰もが知ってるローリングストーンズですよ。
彼らは、ブルースから多大な影響を受けてるのでロバートジョンソンの曲もカバーしてます。
Love in Vain
アルバム:レット・イット・ブリード
ロバートジョンソンのLove In Vain Bluesをカントリーアコースティックバージョンにカバーしてます。
コードもいくつか足してあったりするので、これは非常に聴きやすいですね。
単純にいい曲だなと感じるし、なんならこっちのほうが好きって人も結構います。
キースは次のように語っています。
Stop Breakin’ Down
メインストリートのならず者
これは、もうカッコいいロックナンバーって感じで、スライドギターやブルースハープのソロも聞き応えあります。
ミック・テイラーのスライドギターがまたいいんです。
キース・リチャーズ
ローリングストーンズはブルースから多大な影響を受けてるけど、ロバート・ジョンソンは中でも強い影響を与えたブルースマンですよね。
ローリングストーンズから、ロバート・ジョンソンや戦前ブルースを聴くようになった人も多いので、ぜひ聴いてみて下さい。
エリック・クラプトン
クリーム2nd クリームの素晴らしき世界
Crossroads
CreamでのCrossroadsは有名なナンバーですね。
これは、ロバート・ジョンソンのCross Road Blues ですね。
縦ノリのブルースって感じで聴きやすいし、クラプトンのギターソロには痺れますね。
ポップな感じもして、いろんな世代にアピールできるナンバーだと思います。
クラプトンの場合、どブルースな感じじゃないんですよ。
どことなくポップで、ブルースを聴かない人にも聞きやすく作ってあって、ロバート・ジョンソンを世界に広めた立役者なんですよ。
もう、ロバート・ジョンソンにどっぷり浸かってる感じですね。
Me And Mr.Johnson
という、まさかの全曲ロバートジョンソン のカバーアルバムを出しています。
アコギでカバーしてるので、ロバートジョンソンと聴き比べて見るのも面白いですよ。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
They’re Red Hod
ブラッド・シュガー・セックス・マジック
レッチリがThey’re Red Hodという曲をカバーしてるけど、この曲はロバート・ジョンソンの曲の中でも異色の曲
ロバート・ジョンソンは、ギターをストロークで弾く感じではないんだけど、この曲だけストロークで弾いてます。
レッチリのカバーを聴いてみると、まさにレッチリにピッタリな感じで、ロバート・ジョンソンにはオルタナティブな要素もあったのかと再発見しました。
Led Zeppelin
Traveling Riverside Blues
コンプリートBBCライブ
これはもう別の曲になってる
原曲をバラバラにして組み立て直した感じで、言われないとTraveling Riverside Bluesだと気がつかない感じでロックンロールナンバーに仕上がってますね。
ジミー・ペイジのギターもうねって聞き応え抜群です。
The White Stripes
Stop Breaking Down
これは、生々しいドラムに荒々しいスライドギターとボーカルが乗っかった、Stop Breaking Downでローリング・ストーンズのバージョンとは全く違うアプローチです。
ロバートジョンソンのヤバいところをフルMAXにした感じで、ロバートジョンソンの曲全部演ってもらいたいわーって思います。
Gil Scott-Heron
Me and The Devil
バンドではないけど
これは2010年、遺作となったアルバムに収録されていて、まあ凄みがすごい。
曲の中で歌われる悪魔と一緒に歩く感覚
キリスト教の教えに背いた者、罪の意識社会に潜むデヴィル
そういった現代にもやはり通じるところがあって、ヒップホップ時代以降に表現するとこうなるんだなって感じで
社会の闇、病が見てしまうようなちょっと怖い感じがします。
歌詞はほぼオリジナルと同様に歌われてるけど、問題の部分
「満足いくまで女を殴る」は「満足するまで恋人に会いにいく」に変更されてます。
ロバートの歌うデヴィルを自分のスピリットまで落とし込んでる感じがして、僕の中では「はい、優勝!」って感じです。
まとめ
どこから聴いても最終的に辿り着くとこは一緒なんだよね。
この辺のバンドカバーから聴くと
ロバート・ジョンソンがロックの源と言われるゆえんがわかるのではないでしょうか。
自分が聴きやすい、カッコいいなと思ったとこから聴いてみて、そこから遡って聴くのも音楽の楽しみ方だし
また、こういう捉え方、解釈の仕方があるんだなと新たな発見が沢山あると思うので、ぜひ聴いてみて下さい。