戦前ブルースマン、カントリーブルースギタリスト、おすすめと名盤

ども、サニータジマです。

「戦前ブルース、カントリーブルースに興味ありますが、何から聴けば良いですか?」

と質問されることがあります。

戦前ブルースといっても幅が広いんですよ。

まあ、その人の音楽の好みにもよるところが大きいと思うのです。

そこで、僕から個人的にこのブルースマンを先ずは聴いてみな。

というブルースマンを紹介いたします。

悪魔と契約した伝説のブルースマン ロバート・ジョンソン

戦前ブルース界で最も有名なブルースマンはこの男。

ロバートジョンスンではないでしょうか。

ヴェールに包まれたミステリアスなブルースマンでありながら、最も有名で一番資料が多いのではないでしょうか。

ロバートジョンソンの特徴としては

デルタ系のWalkin’ Bluesやブギ系の曲Sweet Home Chicagoがあったりシティブルース系のKind Hearted Womenなど様々なブルースがクロスしているところではないでしょうか。

表現が素晴らしく、Come On In My Kitchenでのむせび泣く風の音の表現など素晴らしいです。

歌も素晴らしく、悪魔のファルセットと呼ばれる裏声を使ったり、悲しみ、苛立ち、虚しさを歌い回しで表現しています。

ロバートジョンソンのボーカルテクニック

この歌とギターをクロスさせ、独自の世界観を表しています。

エリック・クラプトンやローリングストーンズにカバーされ、ブルースからロックへの橋渡しになったブルースマンでしょう。

僕も、初めて聴いた戦前ブルースマンはロバートジョンソンでした。

その頃は、良さがさっぱり分からず夢中にはなれませんでした。

これは凄いぞ!と思ったのはセンテニアルコレクションが発売され手に入れた時でしたね。

僕は、ロバート・ジョンソンから遡って聴くという感じでブルースの旅が始まりました。

ロバートジョンソン その音楽とブルース人生

ロバートジョンソン使用ギター? Kalamazoo KG-14

ヘヴィメタルブルース サン・ハウス

ロバートジョンソンマディウォーターズに多大な影響を及ぼしたブルースマン。

録音も映像もそこそこ残っているのが嬉しいです。

ズン、ズン、ズン、ズン・・とこれぞデルタブルースという感じの重たいリズムにスライドが絡みつく格好よさ。

僕は最初にDeath Letter Bluesのリフを聴いたときにはぶっ飛びましたよ。

ヘヴィなリフに唸るようなゴスペル風とも言える歌声。

特徴的なギターの音はリゾネーターギターの音ですね。

やっぱり、サンハウスの曲にはナショナルのリゾネーターは欠かせない。

アカペラで歌うJohn The Revelatorも素晴らしい。

映像で見るサンハウスのプレイがまたぶっ飛んでいて、上から振り下ろすかのようなピッキング、斜めに振りまくるスライドバー。

現代のギタースクールに通ったとしたら、直されること間違いなしのような豪快なプレイ。

「坊主、ギターってのはぶっ叩くもんだぜ」

と言われたような、僕には聞こえたのです。

難しい顔でブルースを語る映像もありますが、いつもどこかお茶目で可愛らしい感じがあるんですよ。

その男、デルタブルース

サンハウス、チャーリーパットン、ウィリーブラン、ルイーズジョンソンの1930年に録音されたセッション「The Legendary Delta Blues Session」は名盤です。

一番下にリンク貼っておきます。

ブルースはダンスミュージックだぜ ブッカ・ホワイト

デルタブルースの真髄とも言える曲を聴かせてくれるのがブッカ・ホワイト

疾走感のあるビートがブルースはダンスミュージックだと再認識させてくれます。

歌声もワイルドでありながら繊細、ナショナルギターのデカイ音量に負けない声量は圧巻です。

ブッカホワイトの映像も残っていますが、Aberdeen Mississippi Bluesの演奏ではギターのボディをバチバチぶっ叩き、リズムを刻む姿が格好良くて真似したいけどできません。

ギターを寝かせて弾くPoor Boy Long Way From Homeも疾走感とキャッチーなメロディで素晴らしいです。

アルバム、Parchman Farmのジャケ写真、顔面ドアップで曲がった鼻が印象的でワイルド感満載ですが、こう見えても繊細なピアノも弾いてしまうギャップに痺れてしまうのです。

デルタブルースの創始者 チャーリー・パットン

数多くのブルースマンに影響を及ぼし、戦前のスター的存在のチャーリーパットン

ゴリゴリのデルタブルース満載かと思って聴くとそうでもない。

ブギな曲があるしバラッドもある。もちろんデルタ系の曲もあり、幅が広いんですね。

サンハウスロバートジョンソンから聴いても、いまいちピンと来なかった人でも比較的に聴きやすいかもしれません。

当時、南部のあちこちで演奏していたパットンはお客さんの要望に答えていろいろな曲を演奏していたようです。

映像は残っていませんが、そのパフォーマンスはかなり派手で背中でギターを弾いたり、ギターをクルクル回したりして、お客さんを飽きさせなかった。

超一流のパフォーマーだったのですね。

写真も一枚しか残っておらず、仏頂面でギターを抱えています。

ネックを押さえる左手がネックを上から押さえています。

いったいどんな弾き方をしていたのか?

曲の途中から、コツコツとギターのボディを叩くような音が聴こえたりしますがどうやって弾いていたのか、研究している方もいます。

チューニングも特殊なチューニングを使用していたり謎が多い。

写真からもわかるように、喧嘩っぱやかったとか、いやそんなことはなく温厚だったとか。

女好きであったことは間違いないようです。

チャーリーパットンはこちらで網羅できるのでおすすめです。

戦前ブルース音源研究所から修正盤も出ているので、これで違いを確かめてみるのも楽しいですよ。

Charlie Patton True Revolution

宇宙に旅立った男 ブラインド・ウィリー・ジョンソン

ブルースマンを紹介すると言ったが、ブラインドウィリージョンソンはブルースマンではない。

オイオイ、ちょっと待ってくれ!ブルースマンを紹介すると言ったのに、どういうことだ!

と思われるかもしれないが、ちょっと待ってくれ。

強烈なダミ声、哀愁漂うスライドギター、どう聴いてもブルースだが

彼は、悲しみや孤独、嘆きのブルース曲は一曲も歌っていない。

彼が歌うのは全て宗教歌なのだ。

7歳で失明した彼は、ギターの弾き語りで神の教えを説く伝道師になった。

彼の人生そのものがブルースであり、ブルースはただの音楽ジャンルではないことが良く分かる。

1977年、NASAは無人宇宙探査機ボイジャーを打ち上げた。

もしも、地球外生命体と遭遇したときの為にゴールドデンレコードを搭載。

この中には、モーツァルト、バッハ、ベートーベン、ルイ・アームストロング、チャック・ベリー、自然の音、動物の鳴き声等が収録されているが、

ブラインド・ウィリー・ジョンソンの「Dark Was Night Cold Was The Ground 」も収録されている。

哀愁漂うスライドと悲しく唸る声で構成された曲。

この曲はライクーダーがカバーし、映画「パリ、テキサス」でも聴くことが出来る。

この曲も宗教歌で磔になったキリストが大地に降ろされ、その悲しみを表現している。

それを知って聴くとまた違って聴こえるし、ギターだけでここまで表現出来ることに驚かされる。

まとめ

5人のブルーズマンを紹介してきましたがもっと書きたい!

おすすめのブルースマンはもっといるわけです。

ブラインド・ブレイク、スキップ・ジェイムス、ミシシッピ・ジョン・ハート、レモン・ジェファーソン・・・

書き続けたらきりが無いので、今回はこの5人です。

戦前ブルースは幅がもの凄く広いので、曲調もまたいろいろです。

今回は僕個人のおすすめなので偏りはあると思いますが

是非、聴いてもらえたら嬉しいです。

Follow me!