大切なアコースティックギターの保管方法(私流)
アコースティックギターの保管方法
ども、サニータジマです。
皆さんは、ギターを弾かない時どうしているでしょうか?
ギターは繊細なので、温度や湿度管理をしたり弦を緩めたりケースに保管したりと
やることが沢山ありますが、できているでしょうか?
僕が普段やっている、自分なりの保管方法をまとめてみました。
弦は緩めるべきか?緩めないべきか?
ギターの弦は張った状態だと、70~80kgの力が掛かっていると言われています。
その為、ネックやトップ板に負担がかかり、ネックの反りやトップ板の膨れをおこしてしまうことがあるのです。
なので、ギターを弾かないときは弦を緩めたほうが良いと言われています。
その一方で、いやいや、ギターは弦を張った状態を想定して作られているので、張ったままの状態がベストだという意見もあります。
弦を緩めると逆にギターが変形してしまうという意見です。
んー、緩めたほうが良いのか?緩めないほうが良いのか?どっちだよ!
その答えはギターに聞け!と思います。
それぞれのギターにそれぞれの特徴や個体差もあって、一つの保管方法が全てのギターに合うというわけではないと思います。
僕が最初に所有した3万円もしないギターを使っていた頃は、
ギターを弾き終わったらそのまま部屋のスタンドに立てて置くだけで、特別なことは何もしていませんでした。
保管方法も何も知らなかっただけなのですが、
トップ板は何ともなかったのですが、ネックは若干反っていました。
Gibson B-25はレギュラーチューニングで弦はミディアムライトを張っていますが、ほぼ張ったままです。
ほぼというのは、一週間以上弾かないときはペグを一回りほど緩めていますが、一週間以上手にしない日はないので張りっぱなしです。
特にネックが反ることはないですね。トップ板の膨らみも許容範囲です。
Kalamazoo KG-14はペグをふた回りほど緩めています。
Kalamazooはヴィンテージのおじいちゃんギターなので張りっぱなしは負担が大きいかな?と思うのです。
Kiso Suzuki FR-120はオープンDチューニングで張りっぱなし。
Republic GuitarsのHighway61はオープンGチューニングで張りっぱなし。
な、感じですがギターの変形等はないですね。
温度・湿度管理
ギターは木材でできているので湿気に弱いです。
楽器屋さんのアコースティックコーナーに行くと、温度湿度がちょうど良くとても気持ちが良いです。
人間に丁度良い温度湿度はギターにも優しいのですよ。
ところが自宅で管理するとなると、楽器店のように管理するのは難しいです。
人によってはギター専用部屋できちんと管理している方もいますが、自分にはそこまでできない。
では、僕がどうやっているかというと
特に何もしていません(汗)
日本は高温多湿ですから、その辺はしょうがないよと、
部屋の中だけ温度湿度管理をしっかりしてもギターは外の持って行くし
僕の場合河原や森の中で練習したりするので、逆に日本の気候に慣らしたほうが良いのではと考えています。
昔、大工をやっていて木材を扱っていたのですが、主要な柱や梁だけ組んで瓦を乗せ半年ほど放置することもありました。
そのほうが気候に馴染んで狂いが出ないのです。
ギターも木材ですから、気候に馴染ませたほうが良いのではと考えています。
しかし、梅雨や秋の長雨で雨の日が続く場合は、心配になってケースにしまいます。
ケースに入れっぱなしの方もいますが
ケースに長く入れておいたギターを弾くと音が篭って聞こえるので、入れっぱなしは良くないかなと思います。
が、ケースに入れっぱなしで放置していたギターが弾いてみたら、凄く鳴るようになってた、なんて事もあるので一概には言えないのですが。
まとめ
結局は、ギターも人も人それぞれなんですよ。
木造の家に住んでいるのか、鉄筋の家かでも湿度も変わってきますし
どのくらいのスパンでギターを弾いているのかによっても変わってきます。
ギターはよく弾いてあげたほうが、ギターのちょっとした変化に気づけるように鳴るんですよ。
その為には、ギターをいつも側に置いてすぐに弾ける状態にしておいた方が良いと思います。
ギターを弾こうかなと思ってから、ケースから出す、チューニングする手間が掛かるとギターを弾くのがおっくうになってしまいますよ。
皆さんも、ご自分のギターとよく相談してみてはいかがでしょう。
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