ギターの弦交換 マーチン推奨 裏技あり
こんにちは、サニータジマです。
今回は、ギターの弦が古くなって来たので交換してみようかと思います。
弦交換、おっくうなんですよ。やれ、弦外して弦つけて、あまり好きな作業ではないんですがギタリストにとっては大切な作業でもあります。
弦の下のところとかも綺麗にできるし、ギター自体に変なところがないかもチャックできますしね。
おっくうではありますが、やっていきましょう!
古い弦を外して掃除しましょう!
持って来ました愛用のGibson B-25 でございます。今回はこのギターの弦を交換していきます。
ギターを弾いているとあまり自分のギターと正面から見つめ合うことはないので、改めて素敵な奴だと思いますね。
ネックのところにちょうどいいクッションがあったので、枕替わりに利用してます。
ちゃんとした物も売っているのですが、僕は毎回このクッションを使用してます。
さて、弦を外していきますがニッパーでいきなりブチっと切ってしまう方法もあります。
しかし、いきなりブチっといくと今まで掛かっていた弦のテンションが急になくなるのでネックに負担になるのではないかと考えまして、毎回面倒ですが地道に手動で弦を外していきます。
ブリッジピンもはずしていきましょう。
引っぱって抜けない場合は、大胆にサウンドホールから手を突っ込み押し上げます。
弦を全てはずし終わったら、掃除しましょう。弦の下とかなかなか掃除できないですもんね。
サウンドホールの中も埃が溜まっていたりするので、綺麗にしちゃいます。あとはクラックとか変なところはないか入念にチェック!
弦を張る
掃除とチェックが終わったら、いよいよ弦を張っていきます。
今回、張る弦はエリクサーのブロンズのライト。
いつもはカスタムライトを張っているのですが間違って買ってしまったものが眠っていたので、こいつを張っていきます。
ギタリストにとって弦選びというのは、楽しみの一つでもありますね。
「俺はもう何年も弦を変えていない!」
「すげー!!」
なんて会話がギタリストの間で聞かれる時がありますが、そんなこと言わずに変えてやった方がいいと思いますよ。
弦は弾いてるうちに伸びて来て音もこもってしまうんですよ。
これは、知らないうちに忍び寄って来る現象なのですが張り替えるとそのことに気づきます。
あんな弾きにくい弦のまま、よく弾いていたなーと毎回思うのです。
安物の弦は1ヶ月保たなかったり、チューニングが安定しなかったりするので値段は高くてもそれなりの弦を使っています。
ちゃんとした弦は長持ちするので、僕の場合は半年以上はもつので結局はコスパも良いですね。
弦を張る前にちょっと裏技を使います。
ナットの溝、ここを鉛筆でこすってしまうのです!
こうすることに寄ってナットと弦の摩擦が軽減してチューニングが安定します。
これ専用の物もあるらしいのですが、鉛筆で十分ですよ。
このギターは、牛骨オイル付けに変えてあるんですよ。なのでそれだけでもチューニングは安定していると思います。
さて、弦ですがボールエンドから2cm程のところでグイッと曲げます。曲げて折り目をつけることによって弦が安定しますね。
弦を差し込み、ブリッジピンで抑えたら弦を引っ張ってテンションをかけ、ブリッジピンとボールエンドを密着させます。
グイッグイッと全ての弦をセットしました。
ペグ穴に弦を通していきますが、ペグ穴を全て縦方向にします。
ペグ穴に弦を通します。
ここポイントですよ!3、2、1弦の場合ネックの反対側6弦側に弦を持っていき1フレットの場所で指一本挟んで余裕を持たせます。
この指一本分の余裕で巻き回数が丁度よくなるんですよ。
指一本分の余裕を持たせたまま弦の先を6弦方向にグイッと曲げます。
グイッと曲げたら弦先を張ってある弦の下に通します。下ですよ!下!
下を通してペグ穴のところでグイグイっと反対側へ曲げて結んだような状態にするんです!これでロックされるのでチューニングが安定します。
そんでもって、弦を巻いていきますがナットの溝にはまだ乗せない。
溝を弦でグイグイやって削ってしまわないように、溝でない場所に弦をのせ指で固定しながらペグを巻いていきます。
巻いているうちに弦がねじれないように指で固定しましょう。
弦のビビリの原因は弦のねじれの場合があるんですよ。
ナットは消耗品ですから大切に、ペグを巻いていってテンションが掛かってきたら弦を溝にのせます。
さあ、弦が張れましたね!
余った弦を切りましょう。さてとニッパーはどこかな?ニッパーなんていらないんだよ!
余った弦をクイクイ、クイクイ・・・ポキっと簡単に切れるのです!
しかも・・・
痛くなーい!ニッパーで切るより綺麗に切れて指で触っても引っ掛かりません。
6弦側から
弦を通して指一本余裕持たせ、反対に持っていき下を通って・・・
ややこしいですね。
6弦も載せときます。
弦を通して。
ネック反対側の1フレットで指一本挟んで余裕を持たせる。
弦を内側に向かって曲げていきます。
内側に向かって曲げて弦先を張ってある弦の下を通して、ペグのところで結んだ状態にする。
弦を巻いていくけども、ナットの溝には最初は乗せないで巻いていく。テンションがしっかり掛かったところで溝にのせる。
弦が張れたら余った弦をクイクイしてポキっと切る。
全ての弦が張り終えたらチューニングしていきます。
チューニングのコツは低い状態から弦を巻きながら合わせていく、音が高い状態で緩めながら合わせちゃダメ。
チューニングが終わったら弦を少し伸ばしていきましょう。
新しい弦は伸びるのでそのままだとチューニングが安定しません。
あんまり強く引っ張ってせっかく張った弦を切らないように!
さあ、これで弦交換が終わりました。
この弦交換の方法は一つの例なので、参考にしてください。いろんな方法をやってみたけど、このやり方が今のところ一番楽で安定しています。