ジャパンヴィンテージギター Kiso Suzuki FR-120
ども、サニータジマです。
今回は僕の使用ギターの一つ、スズキFRー120を紹介していきます。
suzukiギターは今はもうないメーカーですがジャパンヴィンテージギターブランドで他にkasugaやyamakiというブランドもありました。
ジャパンヴィンテージギターってチープで良い音がするんですよ。
ハードオフとか回ってはヴィンテージギターがないかチェックしてたのですが、なかなか弾ける状態のものがないんです。
FR-120はオークションで見つけて、多分弾ける状態ではないのだろうと思いましたが
三千円だし、まあいっかということでポチッとしました。
これがですね、見た目がマーチンのようなギブソンのような変なギターなんです。
スペック
主なスペックはサイド&バックは合板かと思われます。
日本の合板の質の良さは世界一ではないかと思うんです。
昔、大工をやっていたことがあって見た目も質も日本の合板すげーな!と思ってました。
ネックはマホガニーかな?資料がなくてたぶんとなります。
この時代のギターは、とにかく表板を薄くするのが良いと思われていたようですね。
表板が薄いので思いっきり波打ってました。
ブリッジのとこがポコっと出てサウンドホールの辺りはペコっとへこんでいました。
ギターも人間も歳をとるとお腹がポコっと出てくるもんなんです。
それをセクシーと見るかどうか。
この頃のギターによくある0フレットが付いていました。
ネックはほぼ真っ直ぐでしたが、お腹がポコっと出すぎているため、弦高が高すぎて引けたもんじゃない!
さて、どうするか?
調べた結果、表板にアイロンで熱を加えて表板に重しを乗せて放置する。
この方法を試してみました。
1ヶ月、本を何冊も乗せて放置してみました。
その結果、あら不思議、すっかりお腹がへこんでいるじゃないですか!
なんなら6つに割れているくらいスマートになりました。
弦を張って見ると・・・
あら不思議すっかりポコッと元通り・・・
もう最終手段としてカンナでブリッジ大胆に削ってしまいました。
これで弦高は丁度良い感じになりました。
ブリッジはアジャスタブルブリッジでした。
プラスチックのサドルだったので牛骨に自分で交換しました。
因みに、サドルやらブリッジピンなどのパーツはAcoustic Guitar@partsさんでよく買っています。
このアジャスタブルブリッジは、鉄製の受けにサドルを乗せるようになっていました。
ブリッジピンはプラスチックだったものをTUSQに交換。
ペグは硬くて回らなかったので新しいものに交換しました。
こういったリペアとか初めてだったので、勉強になりました。失敗してもまあいいかという気持ちでできたので。
いろいろと手を掛けたため、弾きやすくなりましたよ。
音はチープな中にも奥行きのある独特な音で。
ブルース、スライドギターに最適な感じでございます。
それでは、Kiso Suzuki FR-120でロバートジョンソンのCome On In My Kitchenをお聴きください。