リゾネーターギター ブルース、スライドギターにおすすめ
リゾネーターギターについて・・・
サニータジマです。
ブルースというとリゾネーターギターは避けて通れない道だと思います。
私も好きなので、リゾネーターギターについて語ってみたいと思います。
私の個人的な主観が多く含まれますが
御了承ください。
リゾネーターギターとは
戦前のエレキギターがない時代、
アコースティックギターの音は、
管楽器やピアノの音量に負けないギターとして、開発されたのがリゾネーターギター です。
鉄製のボディに共鳴板を搭載し、音量の増大を目指しましたが
期待された音量は出せませんでした。
リゾネーターギターが開発されたその直ぐ後に、エレキギターが開発され
リゾネーターは時代の流れと共に忘れられていきました。
しかし、その独特のルックスや音は、一部のミュージシャンから現在でも支持されています。
特にブルース、カントリー、ハワイアン、ブルーグラス等のジャンルで使用されることが多いようです。
ナショナルギター
National String Instrument Corporation
リゾネーターギターを開発した、アメリカのギターメーカーです。
1925年、ドピエラ兄弟とジョージ・
ドピエラ兄弟は経営上のトラブルから、
いわゆるドブロです。
リゾネーターギターをドブロギターと呼ぶこともありますが、
Scarecrow氏、所有のナショナルデュオリアン
1936年製、14フレットジョイント
共鳴板 コーン
リゾネーターギターには、
このコーンが独特な音とデザインを生み出しています。
ナショナルギターの共鳴板は、
8本足の蜘蛛の巣状のフレームの下にコーンが設置されるスパイダ
主にブルースでは、ナショナルを使用するミュージシャンが多いです。
ハワイアンやカントリー等の明るい音楽では、
ドブロギターは大きなコーンが一つのシングルコーンですが
ナショナルはシングルコーンと小さいコーンを3つ搭載したトライコーンの2種類があります。
theユーサン所有のNational Tricone
最初に作られたのはトライコーンです。
シングルコーンは、野太く荒い印象の音ですね。
シングルコーン
コーンの製作は職人の手作業で行われていたので、
金属でできていますが、長年使われていると劣化し、
ボディ
ボディは金属製のメタルボディと木製のウッドボディがあります。
リゾネーターギターの集いにて
メタルボディは金属の硬い響きを前面に出す感じです。
ブルースではメタルボディが使われることが多く。
ブルーグラスではウッドボディが使われることが多いです。
メタルボディではブラス製とスチール製があり、見た目の違いは良くわかりませんが
ブラス製は音がまとまり、輪郭もくっきりしている印象です。
スチール製は音が暴れてうねる印象です。
まあ、あくまでも主観です。
その他
ネックは座ってギターを膝の上に置いて弾く用のスクエアネックと
普通にギターと同じラウンドネックがあります。
ネックは大体が太い感じです。
オープンチューニングで、
リゾネーター用の弦もありますが、
Republic Guitars
ナショナルやドブロのリゾネーターギターは価格が30〜
廉価版のリゾネーターギターもあるので、
私が使用しているリゾネーターはRepublic GuitarsのHighway 61です。
Republic Guitarsはテキサスのギターメーカーで
ナショナル系統のリ
ナショナルのコピーモデルもありますが、オリジナルのパーラーサイ
私のHighway 61はパーラーサイズでほぼレスポールと同じ感じのサイズ感で
取り回しが楽ですね。
パーラーサイズながら音量は十分あり、
他の廉価版より音が良いと思うので、おすすめです。
リゾネーターギター メーカー
National String Instrument Corporation は1942年に倒産していますが
1989年にドブロ社のリペア部にいたいドナルド・ヤングとマクレガー・ゲインズによって
National Reso-Phonic Guitarsとして復活し、現在でも作られています。
Dobro
Regal
Fender 等々…
使用ミュージシャン
Son House
Booker White
Taj Mahal
Bob Brozman
Eric Sardinas
藤島晃一
Chihana
田島貴男
Johnny Winter
Keni lee burgess
John Hammond
打田十紀夫
Keb Mo
Scarecrow
theユーサン
サニータジマ
等々…
こう並べてみると使用されている方が、有名無名を問わず結構いるものですね。
リゾネーターギターの音は鉄の響きなので、馴染みがなく取っつきにくいものですが
聴けば聴くほど、その魅力に取り憑かれてしまうものです。
日本では馴染みが薄いですが、もっといろんなジャンルのミュージシャンに使用され
普及されるのを願っています。
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“リゾネーターギター ブルース、スライドギターにおすすめ” に対して2件のコメントがあります。
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デュエイン・オールマンがおそらくドブロと思われるギターを抱えている写真を見る機会は多いですが、
アルバム「イート・ア・ピーチ」のラストを飾るギターデュオ「リトル・マーサ」の使用楽器は
デュエイン ⇒ ドブロ、ディッキー ⇒ カラマズーKG14という情報を見た記憶があります。
イントロはデュエインで下パートに行き、ディッキーが上パートというのが私の推測です。
ナショナルよりドブロが合う曲ですね!カラマズーの音はリゾネーターじゃないかと間違えることが多いですね。