スライドギター スライドバーの自作方法
ども、サニータジマです。
今回は、スライドギターのボトルネックの作り方をやってみたいと思います。
ブルースといえば、スライドギターじゃないですか。
皆さん、一家にひとつは、こういったスライドバーがあると思うんですけども・・・
やべ!まだないよ!って方のために、自作方法をやっていきたいと思います。
スライドするときに使う、こういったバーも種類がいろいろとあるります。
ガラスだったり、スチール、陶器、ブラス、動物の骨だったり。
今回は、ワインとかウイスキーの瓶を切って、ボトルネックを作っていきます。
切り方はいろいろあります。
・ダイヤモンドノコギリで切断する方法
・少し切れ目を入れて、火で熱して折る方法
・単純に叩き割る方法w
僕もいろいろ試してきたけど、いろいろと失敗した結果、ダイヤモンドノコギリで地道に切断、これが一番綺麗に切れるので、地道に切っていきます。
用意する物
まずは、用意するもの。
- 瓶
- ダイヤモンドノコギリ
- マスキングテープ
- 水の入ったバケツ
- 耐水ペーパー
- ウエス(ボロ切れ)
瓶
瓶は自分の指に合う瓶を用意してください。
瓶選びのポイントは、小指にする人もいれば、薬指にする人もいるので、細すぎて指が入らないとか、逆に太すぎてブカブカだとかあるので、人それぞれ合う太さは変わります。
真っ直ぐな部分の長さも大切ですね。
ネックの部分が真っ直ぐじゃなくて若干Rになっているものもあります。
真っ直ぐな部分が長いほうが、複数の弦を同時に押さえるときとか使いやすいですね。
重さも大事で、瓶によってガラスの肉厚が違います。
この辺は、瓶を切ってみないとわからないんですけど、ワインよりシャンパンのほうが分厚いです。
シャンパンは炭酸の圧力が掛かるので、瓶を分厚くしてあるそうです。
肉厚があると、薄いものより音が若干、音が太くパンチが出るんですけど、コントロールしにくいっていうのと、指が疲れます(笑)
薄いとコントロールしやすいけど、落としたとき割れやすいっていう欠点もありますね。
音も変わってくるので、自分に合ったものを探してみて下さい。
ダイヤモンドノコギリ
刃の部分にダイヤモンドが付いていて、ザラザラしてます。
ホームセンターに行くと糸ノコ用のダイヤモンドの刃が売ってます。
今回使うのは、このダイヤモンドノコギリ。
ガラスボトル切断専用、FunFun Nokogiri3を買いました。これは、なかなか売ってなくて、Amazonで売ってますね。
リンク貼っときます。
マスキングテープ
マスキングテープは、切るときの目印として使います。
油性ペンで印を付けてもいいんですけど、丸いので書きにくいです。
なので、マスキングテープをぐるっと巻いて、それに沿って切ってゆきます。
マスキングテープの太さもいろいろあるけど、印になればなんでもいいです。
水の入ったバケツ
ダイヤモンドノコギリは熱に弱いので、ノコギリを水につけながら切っていきます。
なので、水の入ったバケツも用意してください。
耐水ペーパー
耐水ペーパーは、瓶の切り口が切ったままだと鋭いので、怪我をしないように削って手を切ったりしないようにします。
荒いのから細かいの180番から800番まで用意しました。
ウエス
ウエスは、ちょっと拭いたりするだけなので、いらないタオルとか何でもいいです。
切る
それでは、ダイヤモンドノコギリで切っていきます。
瓶のどこを切るか?
長すぎても、短すぎても使いにくいので、僕は小指につけるから、小指の長さに合わせて切ります。
尚且つ、1弦から6弦まで全体を押さえられる長さに切っていきます。
瓶の口の部分、ここを残すか切ってしまうか?
口の部分は出っ張ってるので、スライドするときに邪魔になったりするんですよ。
ワインボトルのコルクで栓がしてある瓶は、出っ張りも短いですが、キャップの瓶は出っ張りが長くなるので、僕は切ります。
そうすると、口の部分を切ってから長さに合わせてまた切るので、2回切ることになるので、ちょっと面倒です。
マスキングテープで印をして切る
口の部分を切ったら切る所に印をつけていきます。
マスキングテープを巻いて、それを目印にして切っていく感じです。
切断する部分がテープの縁になるように、マスキングテープを巻きます。
ダイヤモンドノコギリは、熱に弱いので数回引いたら、水に浸けながら切っていきます。
動かないように、手で押さえて下さい。
このときに、瓶が転がらないように、押さえがあれば尚良いですね。
マスキングテープの左側を切ります。
一気に切れ目を入れるんじゃなくて、少しずつ、切れ目を入れたら奥に回して、また少し切れ目を入れて回す。
一気に切ると、縁が欠けたりするので注意して下さい。
ノコギリが斜めにならないように、並行になる感じで引いて下さい。
少し切ったら、回してまた少し切る。
全体的に同じ深さになるように切っていきます。
仕上げ
切った部分は、鋭くて手を切ってしまったり、怪我をすると危ないので削っていきます。
耐水ペーパーで粗いのから、細かいので磨いていきます。
切り口の内側も忘れずに削ります。
手で触ってみて、滑らかになれば完成です。
スライドバーに適した瓶は?
僕が普段使っているボトルネックは、マテウスワインロゼの瓶です。
ギタリストのボブ・ブロズマンがマテウスワインロゼのボトルを使ってて、真似して使ってみたんですけど、僕には内径とか重さとか丁度良い感じですね。
前は、緑色の瓶だったけど、最近は透明な瓶に変更されてしまいました。
こういう瓶の変更とかあるので、気に入った瓶は買い占めたほうがいいかな。
内田勘太郎さんは、カルピスの瓶を使ってますが、瓶の使用が変わるので一生分買ったという噂もあります。
緑色が良かったんですけど、今使ってるのが、落として縁が欠けてしまったので、透明でもまあいいやと使っています。
この瓶は、口の出っ張った部分が長いんですよ。
栓がコルクのものは短いんですけど、キャップのものは長いのが多いんですよね。
スライドするときは、出っ張りが当たって邪魔になるので、僕は切ってしまいます。
最近、酒屋さんで良い瓶を見つけました。
スイスのお酒で、カミカゼです。
真っ直ぐなネックの部分が長いんですよ。
これだと、2本はボトルネック作れますね。
またこのラベルがかっこよくて、ジャケ買いじゃなくて、ラベル買いですよ(笑)
味は、ウォッカ系のリキュールで、飲んでみたら梅酒みたいな感じで美味しかったです。
まとめ
使う瓶は、自分に合ったものを探してもらって、できるだけネックの部分が、真っ直ぐなものを使うと弦全体を押さえられて弾きやすいです。
自分の使う長さに、マスキングテープで印をつけて、そこに沿って水をつけながら、ダイヤモンドノコギリでゆっくり切る。
切れたら、切り口を耐水ペーパーとかヤスリで整えて完成です。
売ってるものもありますが、自分で作ると愛着も湧くし、テンションも上がりますw
興味のある方は、ぜひ作ってみてください。